お母さんが嫌いになりそうなあなたへ
先週末は母の日でしたね。
みなさんは、お母さんは好きですか?
私は大好きです!笑
ですが、大好き故に「あれ?」と思うことがいくつかありました。今もあります。
そんな時は、当たり前のことではありますがつい忘れがちな
「お母さんだって人間なんだ」
ってことを意識するようになったらもやもやが無くなったような気がします。
今回は、私がそう意識するようになった経緯を共有したいと思います。
○自己決定が苦手になった
特に女の子は子供の頃からお母さんと一緒に買い物に行く機会が多かったのではないでしょうか?
私もその1人です。
しかし、私と母は服の趣味が合わず、「これが欲しい」というと「こっちにしなさい」とほぼ毎回言われ、結局母の言う洋服を買っていました。
中学生の時に友だちと買い物に行く機会があり、そこで私は初めて母無しで洋服を購入しました。
それが嬉しくて、ルンルンで家に帰って母に洋服を見せると「そんなの買ったの?」と言われました。
私はそれ以来、服屋さんに行って欲しい服を見つけても一度母に聞いてみないと購入できなくなってしまいました。
また、服以外でも私が「あれをやってみたい」「これを買いたい」っていう話をすると、「やめといた方がいいんじゃない?」「あなたは続けられないよ」などと言われて反対されることが多くあります。
その結果、私は物事を始めるときに母に相談しないと不安で自分だけで色々なことを決定するのが苦手になってしまいました。
私も「こっちの方がいい」「自分のお金で買うんだし」「失敗も経験じゃない?」などと反論はあるのですが、特に迷っている時とかはやっぱり不安になっちゃうんですよね。
○話が続かない
私は大学生になり、弟も高校生になったので、子育てはほぼ終了したらしく、今まで専業主婦だった母もちょっとした仕事を始め、自分の時間、やりたい事をするようになりました。
そのことについては全く否定的な意見はなく、むしろ家族のためばかりでなく自分のために時間を割いてくれるようになって私も嬉しいです。
しかし、問題が…
母は性格的に1つのものを同時にできないんです。なので、スマホを使い始めると他の話が全然入ってこなくなっちゃうんです。
母の仕事は人脈が大事な仕事。
なので、色んな人と連絡を取ったり、Facebookの確認が欠かせないそうです。
家のために働いてくれているわけなので、しょうがないことではあると思います。
けど、いきなりの母の変化に私が追いつけていないのです。
私は家に帰ると学校でのことや友だちのことをよく母に話してました。
他の友だちのお母さんから「さきかちゃんは色々話してくれるから良いわね」と言われるくらいです。
もちろん大学生なった今も話がしたい。
ですが、話すタイミングが大幅に減ってしまったんです。
そもそも、私も母も家にいる時間が減ったため、一緒にいる時間も減った。
一緒にいても母がスマホを見ていたり、電話をしていることが多いため、話をしても心ここに在らずな相槌のみ。
この前、2人で飲みに行こうと母に言われて、私は久し振りに話せると楽しみにして行きましたが、結局、母はスマホばかりでほとんど話をしませんでした。
上に書いたように、
話をするタイミングが減った。
話をしても否定的な意見を言われるかもしれない不安感。
から私は母と濃い内容の話、相談等をする機会が大幅に減りました。
ここまでダラダラ書いてきましたが、私は母の悪口を言いたかったわけではありません。
自己決定の話だって、否定されたとしても私が自分の考えを貫けばいい話だし、話についてもタイミングや仕事の都合だからしょうがないのです。
しかし、わかっていても私は母に対して負の感情を抱く機会が多くなりました。
理由は違っても、母親に対して「自分と合わない」とか「自分勝手だ」とかそういった感情を抱いている人は少なくないのではないでしょうか?
そういう感情を抱く背景には
○○(親の名前)=母親=自分の理解者
という考えがあると私は考えました。
これは少し間違っているのです。
○○=母親=1人の人間
なのです。
親子だからと言ってテレパシーが使えるわけではありません。お互い1人の人間なのです。
環境や経験によって考え方が違うのは当たり前。
母親だって自分の考え、やり方があるのです。
それが少し違うだけ。
私は母に対して、母というだけで過剰な期待をし過ぎてしまっていて、勝手に傷ついていたのです。
母だって1人の人間なのです。
そう考えるとモヤモヤが無くなりませんか?